ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

心に沁みる煙… 『スモーク』

イメージ 1
 
スモーク
(Smoke)1995年・アメリカ/日本/ドイツ
 
製作:ピーター・ニューマン、グレッグ・ジョンソン、黒岩久美、堀越謙三
出演:ハーヴェイ・カイテルウィリアム・ハートストッカード・チャニングハロルド・ペリノー・Jr
フォレスト・ウィテカージャレッド・ハリス、アシュレー・ジャッド、エリカ・ギンペル、マリク・ヨバ
ミシェル・ハースト
音楽:レイチェル・ポートマン 撮影:アダム・ホレンダー
編集:メイジー・ホイ、クリストファー・テレフセン
 
 
 

この映画の良さっていうのは、もうなんというかたまらないものがありますね
脚本はポール・オースターが自身の作品をもとに書き下ろしておりますが
作中に
登場するウィリアム・ハート演ずる作家はオースター自身の姿なんでしょうか…
 
登場人物たちはみ~んなイマイチ冴えないというかどっちかっていうと負け組
なのですが、人生を大切にしていて決して投げやりになったりはしないし、すごく前向きで
どこまでホントでどこまでウソなのか分からない(あるいは全部ウソなのかもしれない)
それぞれの物語があって(映画にはでてこない物語があると感じさせる演出もさすが!)
それらの物語を絶妙のキャスティングで集められた名優たちが絡まったり離れたりしながら
一本の映画を紡いでるような感じがします
 
ストッカード・チャニングやジャレット・ハリスあたりはものすごくいい味出してました
 
味わったことがない方には、是非是非この煙、深~く吸いこんでいただきたいです
 
 
 
イメージ 2
 
 
映画のストーリー(Movie Walker より)
オーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル)はブルックリンの街角で煙草屋を営み、毎日欠かさず店の前の街を写真に撮ることを趣味にしていた。その店の常連で作家のポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)は数年前に妻を強盗の流れ弾で失って以来、仕事が手につかない。ぼんやりとして車にはねられそうになったポールはラシードと名乗る少年(ハロルド・ペリノー・ジュニア)に助けられ、彼は感謝の印に家に泊めてやる。少年は数日後に出ていくが、数日後にその叔母が来た。彼の本名はトーマスで、行方不明で心配しているという。そのトーマスは子供の頃生き別れになった父サイラス(フォレスト・ウィテカー)のガソリン・スタンドに行き、本名を隠して掃除のバイトをする。ポールを再訪したトーマスは、実は強盗現場で落ちていた六千ドルを拾ったのでギャングに追われていると明かす。ポールはトーマスを家に置き、オーギーに頼んで店で使ってもらう。トーマスはオーギー秘蔵の密輸キューバ葉巻を台無しにしてしまうが、例の六千ドルで弁償するというのでオーギーも許す。オーギーの所には昔の恋人ルビー(ストッカード・チャニング)が来ていた。実は二人には娘(アシュレイ・ジャッド)がいて、18歳で麻薬に溺れていた。オーギーは娘を麻薬更生施設に入れる資金にしろと、例の弁償の金をそっくりルビーに渡した。ある晩、トーマスに盗んだ金を持ち逃げされたギャングがポールの家を襲う。外から様子を察したトーマスは姿を消す。負傷したポールとオーギーは息子同然のトーマスの安否を気づかうが、彼は電話で無事を告げてきた。二人はサイラスの所でバイト中のトーマスを訪問し、彼に親子の名乗りをさせる。晩秋、ポールにニューヨーク・タイムズ紙がクリスマス向けの短編を依頼してきた。ネタがないと困るポールに、オーギーは自分の14年前のクリスマスの体験を語って聞かせる。帰宅したポールは『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』の原稿に取りかかる。