ミッドナイト・エクスプレス
『ミッドナイト・エクスプレス』
(1978年・米)
(1978年・米)
監督:アラン・パーカー
原作:ビリー・ヘイズ
ウィリアム・ホッファー
脚色:オリバー・ストーン
出演:ブラッド・デイヴィス、
アイリーン・ミラクル、
ランディ・クエイド、
ジョン・ハート、
ポール・L・スミス、
パオロ・ボナチェリ、
マイク・ケリン、他
音楽:ジョルジオ・モロダー
原作:ビリー・ヘイズ
ウィリアム・ホッファー
脚色:オリバー・ストーン
出演:ブラッド・デイヴィス、
アイリーン・ミラクル、
ランディ・クエイド、
ジョン・ハート、
ポール・L・スミス、
パオロ・ボナチェリ、
マイク・ケリン、他
音楽:ジョルジオ・モロダー
先日、「マレーシアにて、覚せい剤を持ち込んだ邦人女性に死刑判決が下る」、というニュースが流れておりました。麻薬に対しては極刑で臨むという国は意外と多く、私も若い頃、やはり麻薬類は所持しているだけで死刑という国に何度も出入りしたことがありますが、その国は税関に常に麻薬犬が職員と並んでスタンバイしているのです。もしその犬が何かの間違いで私に向かって一言「ワン!」とでも吠えたら…、と思うともう怖くて怖くて…。
というわけで、『ミッドナイト・エクスプレス』です。トルコからハシシを持ち出そうとして空港でつかまり、やることなすこと全てが裏目に出て、結局懲役30年を食らってしまった青年の物語(実話)ですが、正義や善悪を云々する映画ではありません。極限状態に追い込まれた人間の心理、行動、尊厳、そして絶対に埋まらない価値観といったものを見事に描き切っています。もちろんアメリカ映画であること、オリバー・ストーンがからんでいること等から、かなり手前勝手な描写もありますが、『パピヨン』(1973年)と並ぶ傑作でしょう。
何よりも、主演のブラッド・デイヴィスの熱演に敬意を表したいと思います。
面会に来た恋人の乳房をガラスごしにしゃぶりながら自慰をするシーンは壮絶!
面会に来た恋人の乳房をガラスごしにしゃぶりながら自慰をするシーンは壮絶!
俳優という職業は本当に大変だ、と心から思いました。
※この記事は、2011/10/28(金) 午前 0:59 の再投稿です。