ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

地獄の道化師 ~ 心理試験

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江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを、少年/少女時代に
むさぼるように読んだ!という方は少なくないと思います
私も、それこそ寝食を忘れて夢中になって読んだ記憶があります
 
あのシリーズってうわべは少年探偵団シリーズとなっていますが
実際には、名探偵明智小五郎は出てくるけれど
少年探偵団も怪人二十面相も全く出てこない
猟奇殺人・異常殺人ものが、半分くらいを占めていましたよね?
 
そういうわけで、ほとんどの子供たちは、どっちかというと
子供だましっぽい少年探偵団/怪人二十面相ものよりも、鬼のような
恐ろしい殺人犯が
登場する、ちょっと怖いやつを好んで読んでいたように思います
 
私もその一人だったわけですが、中でも特に好きだったのが「地獄の道化師」
石膏像の中から女性の死体が出現する、というショッキングなオープニングから
ぐいぐいと引き込まれ、意外かつ悲しいラストに胸をしめつけられ
サスペンス・スリラー・ホラーの醍醐味を十二分に満喫することができます!
 
少年探偵団シリーズでは、この「地獄の道化師」に、短編の「心理試験」
カップリングされていました。 「心理試験」は、そこそこ頭の切れる犯罪者が
ウソ発見器から逃れるために工夫を凝らすというお話で、ピリッとスパイスが
効いており、これも少年時代から私のお気に入りでした
 
江戸川乱歩の作品を改めて読破しよう!
とお考えの方には、上の画像に使っている、春陽堂の文庫本がおすすめ!
カバーには、全作多賀新の美麗版画が使われており、見るだけでも楽しいですよ
 
版画だけを見たい!という方は画集も出ていますのでそちらもおすすめです♪
 
 
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