ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

『夜になる前に』 ~ 『BIUTIFUL ビューティフル』

 
 
 
 
やっぱり『ノー・カントリー』の凄まじい殺し屋役が
あまりにも衝撃的ですが
この2本もバルデムのフィルモグラフィーの中では
絶対はずせない作品と言えましょう
 
 
 
 
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夜になるまえに
(Before Night Falls) 2001年・アメリ
 
脚本:ジュリアン・シュナーベルカニンガム・オキーフ、ラサロ・ゴメス・カリレス
製作:ジョン・キリク 製作総指揮:ジュリアン・シュナーベル 音楽:カーター・バーウェル
撮影:ハヴィエル・ペレス・グロベ、ギレルモ・ロサス 編集:マイケル・ベレンバウム
ショーン・ペンマイケル・ウィンコットエクトール・バベンコ、ナジャ・ニンリ 
オラッツ・ロベス・ガルメンディア、ヴィトマリア・シュナーベル
 
 
 
 
カストロ政権下のキューバの反体制ゲイ作家、レイナルド・アレナスの自伝の映画化作品
バスキア』 (1996年)のジュリアン・シュナーベルが監督・脚本を手がけた秀作
バルデムは主人公のアレナスをユーモラスかつシリアスに情感たっぷりに演じており
思わず嘆息してしまうような名演技と言えましょう
でっかい一物を持つ中尉と服役中のおかまの二役を演じるジョニー・デップもポイント高い!
 
 
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映画のストーリー(Movie Walker より)
1943年に生まれたアレナス(ハヴィエル・バルデム)は、14歳でカストロ率いる暴動に参加。62年までハバナ大学に通い、作家を目指すと同時に同性愛に目覚めていく。処女作は評価されるが、やがてキューバ政府は芸術家や同性愛者たちを弾圧。危険も顧みず作品を書き続けたアレナスは、2作目の小説で世界的に名が知れ渡るが、一方カストロ政権への反逆子として、政府や警察から容赦ない迫害を受ける日々が続いた。そして73年、無実の暴行罪で訴えられたアレナスは逮捕される。彼は、脱獄し、逃亡を試みるが失敗。再び逮捕され、悪評高いモーロ刑務所で服役する。ひどい扱いを受ける日々を経て、ようやく出所したアレナスは、生涯を通じて大親友となるラサロ(オリヴィエ・マルティネス)に出会う。80年、アレナスはNYへ亡命。やがて、エイズに感染、発病。ラサロに支えられながら作家活動を精力的に続けたものの、90年12月7日、鎮痛剤を大量に摂取し自殺するのだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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BIUTIFUL ビューティフル』(Biutiful)2010年・メキシコ
ニコラス・ヒアコボーネ 原案:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、フェルナンド・ボバイラ、
ジョン・キリク 製作総指揮:デヴィッド・リンド 音楽:グスターボ・サンタオラヤ
撮影:ロドリゴ・プリエト 編集:スティーヴン・ミリオン
出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、アナー・ボウチャイブ、
ギレルモ・エストレヤ、
エドゥアルド・フェルナンデス、シェイク・エンディアイェ、ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン、
ルオ・チン、アナ・ワヘネル
 

『21グラム』(2003年)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督がてがけた秀作
様々なみどころ、あるいは様々な視点からの姿のある多面的な作品で、
人によって、あるいは鑑賞のタイミングによってずいぶん印象が異なる映画ではないかと思います
私は、主人公ウスバル(ハビエル・バルデム)と彼の兄との関係に非常に興味をそそられました
極端に描かれてはいますが、兄弟の関係ってこういうもんだと思います
これまたバルデムのうま味が満喫できる!
 
 
 
映画のストーリー (Movie Walker より)
スペイン・バルセロナ。その華やかな大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバル(ハビエル・バルデム)は、離婚した情緒不安定で薬物中毒の妻を支えながら、2人の幼い子供たちと暮らしている。決して裕福とはいえず、生活のためにあらゆる仕事を請け負っていたウスバルは、ときには麻薬取引、中国人移民への不法労働の手配など非合法な闇の仕事も厭わない。しかし、争いごとの絶えない日々のなか、ウスバルはしばしば罪の意識を覚えていた。ある日、ウスバルは末期がんであることがわかり、余命2ヶ月を宣告される。ウスバルは家族に打ち明けることもできず、死の恐怖と闘いながらも、残された時間を家族の愛を取り戻すために生きることを決意する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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MovieWalker 2014年8月11日 15時27分 配信
ペネロペ・クルスが、夫のハビエル・バルデムペドロ・アルモドバル監督らと連名でイスラエルのガザ攻撃を批判する手紙を発表した件で、ペネロペは今後ハリウッド映画に出演できなくなる可能性もあると英SKYニュースが伝えている。

ペネロペたちスペインの映画人は、イスラエルへの抗議状の中で、ガザ攻撃を「ジェノサイド」と呼んで非難したため、ハリウッド俳優のジョン・ヴォイトが激怒し、「ユダヤ人への反感を助長する」と自筆コラムで書いていた。こうした感情はハリウッド関係者の多くが共有しているようで、過去にペネロペを起用したある大物プロデューサーは、今後彼女とは一切仕事をしないと断言したという。

また、別のプロデューサーも、ペネロペとハビエルの夫婦に激怒しているそうで、夫妻を映画に起用するつもりはないと語っているという。現在のところ、公にコメントを発表しているのは『リミットレス』(11)や『白雪姫と鏡の女王』(12)などのプロデューサーを務めたライアン・カヴァノーで、彼は「ホロコースト生存者の孫として言わせてもらう。現地で起きていることを『ジェノサイドVS自己防衛』の構図で表現する者は、コメントする資格のない無知な人間であるか、または反ユダヤ思想の持ち主かのどちらかだ」とハリウッド・リポーター紙のサイトに語っている。

ライアン・カヴァノーは、今後ペネロペとハビエルを起用するかについては触れていないが、ハリウッド関係者がふたりの映画出演を躊躇する可能性は高い。「映画製作者たちが今後ペネロペやハビエルと仕事をする前に考えるのは、世界市場で彼らの政治的発言がどう影響するかということだろう。すべてはビジネスだ」と関係者は話している。【UK在住/ブレイディみかこ