ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

『ノーカントリー』 ~ 『悪の法則』

イメージ 1
 
(No Country for Old Men)2007年・アメリ
 
 
 
 

この映画を初めて観たときは、『羊たちの沈黙』(1991年)以来の傑作!と思いました
原作は読もう読もうと思いつついまだに読んでいないので、相違は分からないのですが
コーエン兄弟の演出は冴えわたっており、非の打ちどころはないと言っても過言ではない
 
そして、この映画の勝因は、何といってもハビエル・バルデムをキャスティングしたこと
類似するキャラクターが全く頭に浮かんでこない、極めて特異な人物アントン・シガーの
恐ろしく異様な存在感の創出は、バルデムなくしては絶対にあり得なかったでしょう
 
 
ちなみに
恐ろしく奇妙な髪型と形容された
不思議な髪型をしたバルデムは…
 
イメージ 2
 
チャーリー・ワッツにそっくりである!
 
 
 
尻切れトンボの各エピソードの謎解きとして観るのもまたおかし
ところで、「シャツを売ってくれ」の意味が私はいまだによく分からない^^;
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
悪の法則
(The Counselor)2013年・アメリカ・イギリス
 
監督:リドリー・スコット 脚本:コーマック・マッカーシー
製作:リドリー・スコット、ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴ・シュワルツ
製作総指揮:マイケル・コスティガン、マーク・ハッファム、コーマック・マッカーシー
マイケル・シェイファー 撮影監督:ダリウス・ウォルスキー
プロダクションデザイナー:アーサー・マックス 編集:ピエトロ・スカリア
衣裳デザイン:ジャンティ・イェーツ 音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:マイケル・ファスベンダーペネロペ・クルスキャメロン・ディアスハビエル・バルデム
ブラッド・ピットブルーノ・ガンツ
 
 
 

あくまでも私の憶測でありますが、リドリー・スコット
かなり一生懸命『ノーカントリー』を観たんだと思います
で、恐らくその映像表現や演出手法には関心したのだと思います
ところがリドリー・スコットはバカなので、何回観ても意味が分からない
そこで、「俺がもっと分かりやすく作ったる~」と一念発起し
ノーカントリー』の原作者コーマック・マッカーシー
映画の主題を説明して脚本を書き下ろしてもらったと…
ノーカントリー』に対する、非常に分かりやすいアンサームービーが
この『悪の法則』であった!! と…
あくまで私の勝手な憶測ですよ!
 
というくらいこの映画は非常に分かりやすく出来ていて
ノーカントリー』を観てもなんだかよく分かんなくて
もやもやしている人は、『悪の法則』を観るべし!観るべし!
 
 
 
イメージ 4
 
 
 
というわけで、賛否両論ある中、私は久しぶりに
リドリー・スコットらしさを堪能した1本でありますね~
1991年の『テルマ&ルイーズ』に通じる匂いがちょっとあります
ここんとこ数作立て続けにすかされているリドリー・スコット
大ファンとしては非常にうれしい新作でありました^^
 
涙と鼻水と涎を垂れ流して嗚咽するマイケル・ファスベンダーがすげぇ!