ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

パラノイア・スター ~ 終戦のエンペラー

イメージ 1
  
パラノイア・スター』 / 丸尾 末広
1986年1月31日・河出書房新書
 
 
1986年というと、丸尾末広が一番ノッていた頃で
劇団(東京グランギニョル)のメンバーとして
積極的に活躍したりもしていた時期とも重なっています
 
卑屈なナショナリズムと陳腐な美意識
この短編集からもうじき30年
時代はやっと丸尾末広に追いついてきたようです(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近の丸尾末広↓ なんか好々爺みたい
とてもエログロ漫画の巨匠には見えませんな~(笑)
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
終戦のエンペラー (Emperor)2012年・アメリ

監督:ピーター・ウェーバー 脚本:ベラ・ブラシ、デヴィッド・クラス
原案:芥川保志 原作:岡本嗣郎
製作:奈良橋陽子、ゲイリー・フォスター、野村祐人、ラス・クラスノフ、芥川保志
音楽:アレックス・ヘッフェス 撮影:スチュアート・ドライバーグ 編集:クリス・プラマー
製作会社:クラスノフ・フォスター・プロダクションズ、フェラーズ・フィルム
出演:マシュー・フォックストミー・リー・ジョーンズ初音映莉子西田敏行羽田昌義片岡孝太郎
  
 
 
 
天皇陛下を裁かないために、「天皇の戦争責任はない!」
という証拠固めに七転八倒奔走する、というプロットはとても面白い
 
主人公の情報将校ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)の
日本人女性との恋愛物語、というエピソードは蛇足
このフィクションを描くための時間をもっと当時の日本人の状況描写
などに使ってくれればもっと良い作品になったでしょう
 
マッカーサーを演じるトミー・リー・ジョーンズは素晴らしい
日本人の(伝統的)価値観(?)を理解することはできないけれど
天皇を裁くことは絶対にまずい!ということを本能的に察知し
真剣に日本の復興を目標にしつつ、自らの野心達成のために地歩を固める
ことも絶対忘れないマッカーサーという人物になりきっていますね
 
この映画で描かれる日本人の精神性に共感できるかどうかは全く別の問題として
たった10日という短い期間で、全く相いれない価値感を理解することは
とうてい不可能ながらも、多角的な視点からなんとかして全貌をつかもうと
すればこうなってしまうのはやむを得ないということなんだろうな…
 
 
 
イメージ 4