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オウム事件 17年目の告白

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オウム事件 17年目の告白  / 上祐史浩(著)、有田芳生(検証)
(2012年12月17日)
 
第一章: 地下鉄サリン事件直後
第二章 オウム入信と麻原への帰依
第三章 オウム犯罪の原点?暴走の始まり
第四章 教団武装化?大量破壊兵器の製造実験
第五章 麻原の高弟たちと教団内の男女関係
第六章 サリン事件前夜?狂気の教団内部
第七章 サリン事件を起こしたカリスマの精神病理
第八章 服役、出所。脱け出せない麻原の呪縛
第九章 麻原奪還テロ未遂事件
第十章 麻原からの自立。アレフから脱会
第十一章 ひかりの輪としての歩みと、アレフとの違い
第十二章 父、そして母のこと
検証対談 上祐史浩×有田芳生
 
 

地下鉄サリン事件が発生したとき、私は日本に住んでおりませんでした
事件発生の報を知った直後に、現地(当時の私の居住地)の方から
「日本ってこわい国なんだね!」というような意味のことを言われ、
ひどくショックだったのをよく覚えています
 
この事件が起きるまでは、間違いなく
日本は世界で最も安全で治安の良い国の一つであったはずだったのに…
 
さて、この『オウム事件 17年目の告白』の著者は
かの有名な「ああ言えばじょうゆう」の上祐史浩
 
 
結構読みづらいし、構成もイマイチですが
仮に話半分としても上祐氏の葛藤の様子と内面の変化の様子は
手に取るように分かりますし
当時の当局との取引やかけひきのようなものも行間から読み取ることが出来て
極めて興味深い内容になっています
 
また、終盤の第十一章、第十二章あたりで述べられている
上祐氏の世界観・人生観・歴史認識などには驚かされます
 
興味のある方は、是非先入観なしで読んでいただきたいと思います
 
 
 
上祐史浩 じょうゆう・ふみひろ
1962年生まれ。早稲田大学大学院在学中にオウムに入信。
地下鉄サリン事件後、麻原の指示の下、教団のスポークスマンとなる。
その後、偽証罪で逮捕され、約4年間服役する。
出所後に「アレフ」代表となるも、2007年に脱会。
オウム信仰を脱却し、現在は自ら設立した「ひかりの輪」代表を務める。
(本書カバー裏より)
 
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ちなみにこの本の初版は著者の誕生日に出版されています。