カサヴェテス VS ジャームッシュ
『アメリカの影』 ~ 『コーヒー&シガレット』
美術:ランディ・ライルズ、ボブ・リー 音楽:チャールズ・ミンガス
ジョン・カサヴェテスの監督処女作です
台本なし、セリフは即興、出演者は全員無名で、本名がそのまま役名
という、かなり革新的というか、思いつき的というか、珍しい作品ですね
という、かなり革新的というか、思いつき的というか、珍しい作品ですね
セサミストリートの人形たちが実に色とりどりなのは
様々な肌の色の人達が共存していることを表現している、と聞いたことがありますが
本作は人種差別を主要テーマの一つとして据えた作品の中では
相当にユニークな表現方法をとっている部類に入ると思います
本作は人種差別を主要テーマの一つとして据えた作品の中では
相当にユニークな表現方法をとっている部類に入ると思います
『コーヒー&シガレッツ』 (Coffee and Cigarettes)2003年・アメリカ
監督:ジム・ジャームッシュ 脚本:ジム・ジャームッシュ
製作:ジェイソン・クリオット、ジョアナ・ヴィセンテ
撮影:トム・ディチロ、フレデリック・エルムズ他 編集:ジェイ・ラビノウィッツ
出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト、ジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミ、
イギー・ポップ、トム・ウェイツ、ジョー・リガーノ、ヴィニー・ヴェラ、ヴィニー・ヴェラ・Jr、
ルネ・フレンチ、E・J・ロドリゲス、アレックス・デスカス、イザック・ド・バンコレ、ケイト・ブランシェット、
メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト、アルフレッド・モリーナ、スティーヴ・クーガン、
GZA、RZA、ビル・マーレイ、ビル・ライス、テイラー・ミード
音楽好きの間では極めて評判の良い一本
観はじめてすぐに上述の『アメリカの影』を思い出しました
ジム・ジャームッシュはジョン・カサヴェテスから大きな影響を受けたそうですが
本作が『アメリカの影』を意識して撮られたことは間違いないでしょう
『アメリカの影』のポップ・ヴァージョンと言ってもいいかも知れません
ジム・ジャームッシュはジョン・カサヴェテスから大きな影響を受けたそうですが
本作が『アメリカの影』を意識して撮られたことは間違いないでしょう
『アメリカの影』のポップ・ヴァージョンと言ってもいいかも知れません
ただしこちらは(即興がずいぶんと含まれている部分もあるようですが)
基本的にはかちっとした脚本がありますね
基本的にはかちっとした脚本がありますね
映画の構成も全然違っていて、本作は11話から成るオムニバスで
コーヒーを飲み、タバコを吸いながらただ会話が続くだけですが
これが妙な満足感を観る者に与えるから不思議です
コーヒーを飲み、タバコを吸いながらただ会話が続くだけですが
これが妙な満足感を観る者に与えるから不思議です
個人的に好きなのは、やっぱりイギー・ポップとトム・ウエイツのやつ♪
DVDの映像特典の中で監督は、イギーとトムの役を入れ替えても別によかった
と言ってましたが、二人のユーモア・センスと芸達者(?)ぶりは大したもんです
あとはケイト・ブランシェットの一人二役、アルフレッド・モリーナと
スティーヴ・クーガンのやつも面白い!この人たちようやるなぁ…と
DVDの映像特典の中で監督は、イギーとトムの役を入れ替えても別によかった
と言ってましたが、二人のユーモア・センスと芸達者(?)ぶりは大したもんです
あとはケイト・ブランシェットの一人二役、アルフレッド・モリーナと
スティーヴ・クーガンのやつも面白い!この人たちようやるなぁ…と