ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

『狼よさらば』 ~ 『ロサンゼルス』

イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 
狼よさらば (Death Wish)1974年・アメリ
 
監督:マイケル・ウィナー  脚本:ウェンデル・メイズ 原作:ブライアン・ガーフィールド
製作:ハル・ランダース、ボビー・ロバーツ 製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス
音楽:ハービー・ハンコック 撮影:アーサー・J・オニッツ 編集:バーナード・グリブル
出演:チャールズ・ブロンソンホープ・ラング、ヴィンセント・ガーディニア
 
 
先頃亡くなった、マイケル・ウィナー監督と言えば、まずこの作品を思い浮かべる方も多いでしょう!
チャールズ・ブロンソンの大当たり作でもあり、なんと、続続続続編まで作られました!
マイケル・ウィナー監督は3作目まで担当)
 
チンピラに妻を殺され、娘は暴行されて再起不能にされた男、ポール・カージーブロンソン)が夜な夜な銃を持ってニューヨークの街に現れては悪党どもを退治してまわるという物語。
当時のニューヨークと言えば、世界でも指折りの犯罪都市。警察も全くお手上げのなか、このバットマン的英雄に市民は拍手喝さい…。
 
あくまでも娯楽作品として作られていますが、例えば冒頭の娘への暴行シーンの残酷さや、結局犯人のチンピラ達は捕まらず、直接的な復讐にはなっていない点など、アメリカのという国の病根を抉るような、一種の痛みがあります…。が、作り手がどこまで意識的であったのかは分かりません。
 
 
イメージ 3
 
イメージ 4

『ロサンゼルス』 (Death Wish II)1982年・アメリ
 
監督:マイケル・ウィナー 脚本:デイヴィッド・エンゲルバック 
製作:メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス 製作総指揮:ハル・ランダーズ、ボビー・ロバーツ
音楽:ジミー・ペイジ 撮影:リチャード・H・クライン 編集:ジュリアン・セミラン、マイケル・ウィナー
出演:チャールズ・ブロンソン、ジル・アイアランド、ヴィンセント・ガーディニア
 
 
狼よさらば』の完全な続編ですが、ウィナーにせよブロンソンにせよ、輝かしい過去に自ら泥を塗りたくったような駄作(ちと言い過ぎかな?^^;)。
にもかかわらず、予想に反して高い興行成績を上げた(のかな~??)のは、多くのレッド・ツェッペリンファンのおかげ(???)。なんたって、本作のサントラを担当したのが、かのジミー・ペイジ大先生なのだ! しかも、ツェッペリン解散後初めての大先生のアルバムだったので、おのずと期待が…。
 
そして多くのファンが、アルバムの出来の悪さと映画のひどさに泣いたのだ(涙)
かの渋谷陽一大大先生のみならず、ファンたちは深い失望のどん底に…
(ちなみに、大大先生は映画の方はどうやら見ていないらしい…)
 
ま、そういうわけで、私も映画館へ走って観に行ったクチです…^^;
実際問題、映画としては前作の足元にも及ばない出来の悪さではありますが、さすがに本家、ヴァイオレンス・シーンには磨きがかかっております。特に、カージー家の家政婦が暴漢たちに輪姦され、殺されるシーンは思わず目を覆いたくなるほどの凄まじさ…後味悪いです…
前作で生き残った娘も結局死んでしまうし…
 
前作と大きく異なる点は、直接加害者達に復讐するところ
その点においては、ほっとすると言えばほっとする…かな…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
Death Wish II The Original Soundtrack / Jimmy Page (1982年)
 
1. Who's To Blame 2. The Chase 3. City Sirens 4. Jam Sandwich 5. Carole's Theme
6. The Release 7. Hotel Rats And Photostats 8. A Shadow In The City 9. Jill's Theme
10. Prelude 11. Big Band, Sax, And Violence 12. Hypnotizing Ways(Oh Mamma) 
 
 
どうしてもツェッペリンとの比較になってしまい
当時は本当にどうしようもないアルバムに聞こえましたが
ひょっとしてジミー・ペイジツェッペリン後の
オリジナル作品としてはこれが一番まともかも…
 
 
 
 
実は続々編のサントラもジミー・ペイジよ~♪