ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

『回転』 ~ 『妖精たちの森』

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回転』 (The Innocents)1961年・アメリカ 
 
監督:ジャック・クレイトン 脚本:ウィリアム・アーチボルド、トルーマン・カポーティ
原作:ヘンリー・ジェームズ 製作:ジャック・クレイトン 撮影:フレディ・フランシス
美術:ウィルフレッド・シングルトン 音楽:ジョルジュ・オーリック 編集:ジェイムズ・クラーク
出演:デボラ・カー、マイケル・レッドグレーヴ、メグス・ジェンキンズ、マーティン・スティーブンス、
パメラ・フランクリン 

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これは本当に本当にこわい映画です!
池の向こう岸だか中洲だかに立っている女性の姿なんて
心からぞーっとします、貞子の比じゃぁない…

そして、なによりも子役達の演技がすごい
あの激しい反抗をする女の子の演技なんて、本当に演技でしょうか??
 
原作の説明っぽい雰囲気を実にうまく映画化した演出は見事! 
緑に囲まれた豪邸のイメージ、幽霊が現れるときの情景など小説そのまま
監督は『華麗なるギャツビー』(1974年)のジャック・クレイトン
重い映像の感触は共通するところがあるような気がします…
 
主演は、あの『王様と私』(1956年のデボラ・カー
適度に歳をとった彼女がとてもいいんですよ~^^
 
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妖精たちの森』 (The Nightcomers)1971年・イギリス
 
監督:マイケル・ウィナー 脚本:マイケル・ヘイスティングス 製作総指揮:ジョゼフ・E・レヴィン
製作:マイケル・ウィナー 撮影:ロバート・ペインター  音楽:ジェリー・フィールディング
出演:マーロン・ブランド、ステファニー・ビーチャム、ソーラ・ハード、ハリー・アンドリュース、
ベロナ・ハーベイ、クリストファー・エリス

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豪華コンビで撮られた『回転』前日譚、そして、これは隠れた名作です

『回転』という作品そのものに潜在していた淫靡さ・淫らさを白日のもとにさらけだした作品
変態性愛に子供をからめてしまう禁断のテーマに真正面から挑んでいます
現行のDVDには相当手が加えられているようです… 理由は推して知るべし…
 
物語は本当に『回転』の直前で、この映画のラストがそのまま
『回転』のオープニングにつながるようになっています
 これなら『回転』の原作者ヘンリー・ジェイムスも納得するだろうという良い出来で
後の多くの映画にインスピレーションを与えているのは間違いないと思われます
 
子供が怖いんです…