ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

目くそ

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Sleep Dirt / Frank Zappa  (1979年 / 1991年)
1.Filthy Habits 2.Flambay 3.Spider of Destiny 4.Regyptian Strut 5.Time Is Money 6.Sleep Dirt 
7.The Ocean Is the Ultimate Solution

 
ベッドから抜け出してどこかへ行こうとしているヘドラのイラストがユーモラスながらなんとなく不気味なジャケットのこのアルバム、ザッパの当初の構想では、『Studio Tan』 (1978年)、『Orchestral Favorites』 (1979年)と合わせて3枚組、若しくは『Zappa In New York』(1978年)と合わせて4枚組の『Läther』というボックス・セットとしてリリースする予定であったと言われていますが、よくあるレーベル移籍の際のゴタゴタで、1979年当初は本人の許可なくリリースされてしまいました。
 
アナログでは、全編に暗いトーンの漂う、なんとなくヨーロッパ的なインスト・アルバムでしたが、1991年のCD化の際に大幅に手が加えられ、収録曲のうち3曲にヴォーカルが加えられ、ドラムがオーヴァーダビングされています。(アナログではミュージシャンはノン・クレジットで、誰が何を演奏しているかは想像の域を出ませんでした。)
アルバムの出来としては、ザッパが納得いくように仕上げているので、もちろんCDの方が圧倒的に良いのですが、アナログの方と聴き比べると、なんとなく作品の制作過程を眺めているようで面白いです。私は所持していませんが、ザッパの死後、『Läther』は3枚組でリリースされ、そちらではオリジナル(?)のインスト・ヴァージョンが聴けるうようです。
 
ザッパ流ミュージカルのサウンド・トラックという趣で、緻密で奥行きのある楽曲群は相当に聴きごたえがあり、個人的には非常に好きなアルバムであります♪
 
私は、タイトルの『Sleep Dirt』の意味がずーっと分からず、「変な夢」かな?とか「眠れ!うんこ」かな?とか色々想像していたのですが、CDの解説を読んだら、なんと「目ヤニ」だそうです!
なんのこっちゃ??ザッパの言葉世界はやっぱり深い、というか不可解、というか…。
ちなみに歌詞の方も超難解というか、意味不明、というか…^^;
 
 
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 Frank Zappa – guitar, percussion, keyboards, synthesizer
 Patrick O'Hearn – bass guitar
 Terry Bozzio – drums
 George Duke – keyboards, vocals
 Bruce Fowler – brass
 Stephen Marcussen – mastering, equalization
 Gary Panter – art director
 Dave Parlato – bass guitar
 Bob Stone – mastering, remastering, equalization
 Chester Thompson – drums
 Ruth Underwood – percussion, keyboards
 James "Bird Legs" Youman – bass guitar, rhythm guitar
 Thana Harris – vocals (CD remix)
 Chad Wackerman – drum overdubs (CD remix)