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人生はエビフライ♪

防衛ビジネス 反転の兆し → サイボーグ009 第3巻

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サイボーグ009を知らない人はいないと思いますが
この漫画に込められた深いテーマは
やおいてきぼりにされている感がなきにしもあらずかな?と…
 
001から009の9人のサイボーグたちは
武器の開発・製造・販売を一手に、しかも大規模に行う
いわば「死の商人の親玉」的存在であるブラックゴースト団
が開発中だったサイボーグ兵器の試作品
 
ブラックゴーストは、あちらこちらで紛争や戦争を煽り
自分たちの商品である兵器を売って巨富を得ていますが
ブラックゴーストの研究開発者であるギルモア博士は反旗を翻し
9人のサイボーグ達を連れてブラックゴーストを脱走!
そして
博士と9人のサイボーグ達はブラックゴーストを滅ぼすため
日夜戦いを繰り広げる!というわけです
 
新シリーズは全く読んでいませんが
第1回シリーズの、誕生から天使編までは
繰り返し繰り返し読みました
あんまり読み過ぎて単行本はボロボロになってしまい
全巻買い直した記憶があります
 
中でも特別に印象に残っているのが
当時代理戦争まっただ中のベトナムを舞台にした第3巻
ブラックゴーストは南北双方の武力が均衡するように武器を渡し
互いにグレードアップを図ろうとする機に乗じて武器を売りつけており
ベトナム戦争泥沼化の影の立役者は実はブラックゴーストだった!
という実に実に実にシリアスなお話なわけです
この構図が相変わらず(?)なのはご存じの通り…
 
 
 
 
 
今となっては結構有名な「カエルとサソリ」のお話が
この009ベトナム編の最後にコメントの一部として収録されています
 
ある日一匹ぴきのサソリが川へやってきた
川を渡ろうと思ったがサソリは泳ぎをしらない
困ってあたりをさがしたら
カエルが1ぴき すわっていた
背中にのせて向こう岸にわたしてくれとたのんだら
カエルは
あんたは おいらを刺すからいやだよとことわった
ばかだなあ おまえ サソリは笑った
おいらは泳げねえんだから
あんたを刺すはずがないじゃないか
人のよいカエルは そういわれて考えなおし
なるほど そういわれたらそうかもしれないと
サソリを のせてやることにした
川を渡りはじめて まんなかあたりまでいったら
とつぜんサソリがカエルをプツリと刺した
ふたりとも たちまちおぼれ死んでしまった
おぼれながら カエルが水の中から悲しげに叫んだ
なんだってこんなことをするんだ
サソリが水の中から悲しげに叫んだ
それが東南アジアなんだよ