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『眼下の敵』~『マーフィの戦い』

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『眼下の敵』
(The Enemy Below)1957年・アメリカ・西ドイツ

監督:ディック・パウエル 脚本:ウェンデル・メイズ 製作総指揮:ディック・パウエル
音楽:リー・ハーライン 撮影:ハロルド・ロッソン 出演:ロバート・ミッチャムクルト・ユルゲンス
 
 
 
 
アメリカ海軍駆逐艦の艦長(ロバート・ミッチャム)と
ドイツUボートの艦長(クルト・ユルゲンス)の一騎打ちを描いた異色の戦争映画
悪いのはドイツだ!ナチだ!みたいなありがちなパターンではなく
両者を対等に扱っている点において、遠回しな反戦映画と言えるかも知れません
 
ロバート・ミッチャムクルト・ユルゲンス共にいい演技をしていて
二人の演じる両キャラクターに共感が持てて、両方に感情移入できてしまう
という点においても極めて異色の作品ではないかと思います
あまりにも予想と違わないラストにほっとした人は多いはず…^^;
 
リアリズムを追及したと思われる迫力満点の映像表現は圧巻!
アカデミー賞最優秀特殊効果賞受賞にも納得がいきますね~
 
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『マーフィの戦い』
(Murphy's War)1971年・イギリス

監督:ピーター・イェーツ 脚本:スターリング・シリファント 原作:マックス・カットー
製作:マイケル・ディーリー 音楽:ジョン・バリーケン・ソーン
撮影:ダグラス・スローカム 編集:ジョン・グレン、フランク・P・ケラー
出演:ピーター・オトゥール、シアン・フィリップス、フィリップ・ノワレホルストヤンセン
 
 
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殺された同僚や上官の仇をとるために、単身Uボートに挑む整備兵マーフィーのお話
マーフィーを演じるのは、狂気に満ちたブルーの瞳を光らせる名優ピーター・オトゥール
復讐作戦決行途中で終戦を迎えるも、そんなことはお構いなくUボートを追いつめて…
 
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こちらは『眼下の敵』とはうってかわって、戦争によって歪められた価値観・人間感が
人を狂った行動に駆り立てる様子を描き、これまた遠回しな反戦映画と言えるでしょう
 
失敗しても返り討ちにあっても全く諦めずにUボートを追いつめる、
本当に気が狂ってしまったかのようなピーター・オトゥールの演技は圧巻であり、怖い
あまり戦争映画には例のない、粘着質な不快感をすら覚えます…
 
ところで、スティーヴン・スピルバーグは、この映画のラストの
船の沈没するシーンを『ジョーズ』を撮るにあたって参考にしたのかな?
 
 
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