ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

Vフォー・ヴェンデッタ

 
 
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あなたが異性愛者であるとして、もし
あなたの年頃の息子さんまたは娘さんが同じく年頃の
同性の青年または娘さんを連れてきて
「僕たち(わたしたち)結婚します」と言ったら
あなたはどういう反応を示すますか?
 
同性愛や同性愛者に対する抵抗感をなくすというのは難しいでしょう
それは恋愛に対する感覚と同じであるからです
問題は、それが偏見であるかどうかだと思います
 
 
ところで
異性愛が正常で同性愛が異常という考え方が以前
というかつい最近までごく普通であったわけですし
同性愛者に対する偏見もまたごく普通だったわけですが
今またそれをもとに戻そうとするような気配を感じるのは
私だけでしょうか??
 
 
 
 
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Vフォー・ヴェンデッタ
(V for Vendetta)2006年・アメリカ・イギリス・ドイツ合作
 
監督:ジェームズ・マクティーグ 脚本:ウォシャウスキー兄弟
原作:デヴィッド・ロイド、(アラン・ムーア
製作:ジョエル・シルバー、グラント・ヒルウォシャウスキー兄弟 
製作総指揮:ベンジャミン・ワイスブレン 音楽:ダリオ・マリアネッリ
撮影:エイドリアン・ビドル 編集:マーティン・ウォルシュ
出演:ナタリー・ポートマンヒューゴ・ウィーヴィングスティーヴン・レイジョン・ハート
 
 

この映画は私のブログに過去何回か登場していますが
とても好きな映画で、過去に何回も観ています

単純な復讐劇と見せておいて、実は結構重層的な構造の作品で
例の『クラウドアトラス』の前段階的なポジションの作品なのかも知れません
 
この映画では、暴力的に排斥されるゲイとレズの両方が
描かれており、実はそれが物語の重要な核のひとつになっています
また、本来は排斥されるべき犯罪的異常性愛が野放しになっている
状況も、一種の対比として描かれており、架空の未来国家の
歪んだ構造を表現するためのモチーフとして使われています
 
ナタリー・ポートマンと、最後まで素顔を見せない
ヒューゴ・ウィーヴィング演じる二人の主人公たちの
決して結ばれない悲恋の物語もまた異常社会のひとつの
象徴ということになるのでしょう
 

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Lana (Laurence) Wachowski (1965年7月21日~)
Andy Wachowski (1967年12月29日~)