ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

ボノとパトリック・ベイトマン

 
 
 
イメージ 1
 
Achtung Baby / U2 (1993年)
 
1.Zoo Station 2.Even Better Than the Real Thing 3.One 4.Until the End of the World
5.Who's Gonna Ride Your Wild Horses 6.So Cruel 7.The Fly 8.Mysterious Ways
9.Tryin' to Throw Your Arms Around the World 10.Ultraviolet (Light My Way)
11.Acrobat 12.Love Is Blindness
 

以前、U2の音楽は、ボノが人前で濃い色のサングラス
をするようになってからうさんくさくなった
というようなことを書いたことがあります
 
その記事にいただいたコメントにもありましたが
ボノがサングラスをするようになったのは
アルバムで言えば、この『アクトン・ベイビー』から
 
アメリカ巡礼の苦行を終えてU2が辿り着いたのは
一見それまでの音楽性を一切脱ぎ捨てたような不思議な世界
このアルバムから「ファンをやめた!」という人も多かったのでは?
 
でも、音の輪郭が非常にはっきりしていて、力強さを感じます♪
 
 
 
イメージ 2
 
パトリック・ベイトマンは、ブレット・イーストン・エリスの小説
アメリカン・サイコ』の主人公の名前です
 
イトマンは、超エリートの高額所得者のヤッピーだけど、実は異常殺人鬼
イトマンは自分より(立場の)弱い者、気に入らないやつを
極めて残忍に痛めつけ、殺し、死体になっても徹底的になぶる!
この殺人描写が話題になりベストセラーになりましたが、酷評されました
 
で、そのベイトマンがヤッピーの仲間たちと一緒に
U2のライブを観に行くというエピソードがあります
小説の書かれた時期から考えて、当時はまだ
『アクトンベイビー』はリリースされておらず
ちょうどアメリカ巡礼の終盤だったと思われます
 
このシーンの描写は実に印象的で
ボノはステージ上からベイトマンに向かって
「俺とお前は同類」というメッセージを発します
そしてベイトマンがそのメッセージを受け取ったことを確認すると
ボノは満足そうにして離れていく、というものです
うさんくささとともに一種独特の邪悪な雰囲気もはらみ始めていた
当時のU2(ボノ)の特徴をよくつかんだ描写であったと思います
 
 
 
アメリカン・サイコは映画化されました↓
 
 
イメージ 3
 
(American Psycho)2000年・アメリ
 
監督:メアリー・ハロン 脚本:メアリー・ハロン、グィネヴィア・ターナー
原作:ブレット・イーストン・エリス
製作:エドワード・R・プレスマン、クリス・ハンリー、クリスチャン・ハルシー・ソロモン
製作総指揮:マイケル・パサーネク、ジェフ・サックマン、ジョセフ・ドレイク
音楽:ジョン・ケイル 撮影:アンジェイ・セクラ
出演:クリスチャン・ベールウィレム・デフォー、サマンサ・マシス、
クロエ・セヴィニージャレッド・レトジョシュ・ルーカスリース・ウィザースプーン
 
 
エリスの作品としては、『レス・ザン・ゼロ』(1987年)に続く
2本目の映画化作品です。エリスの、あのざらざらしたような質感を
映像化するのはなかなか大変なようで、クリスチャン・ベールも苦労してますな…