『ボウリング・フォー・コロンバイン』 ~ 『アメリカン・ガン』
『ボウリング・フォー・コロンバイン』 (Bowling for Columbine)2002年・アメリカ
監督:マイケル・ムーア 製作:チャールズ・ビショップ、ジム・チャルネッキ、マイケル・ドノバン、
高校での銃乱射事件に題材をとったドキュメンタリー映画です
率直に言ってこの映画の表現方法はクサいし
オリバー・ストーンの作品と同じ種類の偏狭さを感じます
ただオリバー・ストーンほどマイケル・ムーアは単純ではなくて
考えたり判断する余地を残してくれているので最後まで集中して観ることができます
オリバー・ストーンの作品と同じ種類の偏狭さを感じます
ただオリバー・ストーンほどマイケル・ムーアは単純ではなくて
考えたり判断する余地を残してくれているので最後まで集中して観ることができます
真実の一部を正確に伝えていることは間違いないとは思いますが
こういった表現方法には限界があって、対立の構図を更に深めるだけでしょう
銃を持つことを是とする人たちにも「うん、一理ある」と思わせるような
懐の深さがあれば、もっと見応えのある作品に仕上がったのでは?と…
こういった表現方法には限界があって、対立の構図を更に深めるだけでしょう
銃を持つことを是とする人たちにも「うん、一理ある」と思わせるような
懐の深さがあれば、もっと見応えのある作品に仕上がったのでは?と…
ただ、チャールトン・ヘストンのように、良くも悪くも大きな影響力をもつ人の
素顔を、ほんの少しではあるものの、カメラの前に晒した功績は大きいと思います
素顔を、ほんの少しではあるものの、カメラの前に晒した功績は大きいと思います
この映画の最大の見どころは、マリリン・マンソンのインタビューでしょう!
よくある話で、マンソンはあたかも事件の黒幕であるかのように非難されていたわけですが
その(このインタビューの)おかげで彼の頭脳の明晰さを世に知らしめることになりました
よくある話で、マンソンはあたかも事件の黒幕であるかのように非難されていたわけですが
その(このインタビューの)おかげで彼の頭脳の明晰さを世に知らしめることになりました
監督:アラン・ジェイコブス 脚本:アラン・ジェイコブス 製作:ブレント・モリス
音楽:アンソニー・マリネリ 撮影:フィル・パーメット
出演:ジェームズ・コバーン、ヴァージニア・マドセン、バーバラ・ベイン
音楽:アンソニー・マリネリ 撮影:フィル・パーメット
出演:ジェームズ・コバーン、ヴァージニア・マドセン、バーバラ・ベイン
名優ジェームズ・コバーンの遺作にして最高傑作の一つ!と私は思います
最愛の娘を銃によって失ってしまった父親の苦悩をコバーンが見事に演じ切ります
物語は、娘の命を奪った銃のルーツを父親がたどっていく、というちょっと面白い作りで
その過程で様々な事実や表面にはなかなか見えてこない真実が彼の前に浮上します
物語は、娘の命を奪った銃のルーツを父親がたどっていく、というちょっと面白い作りで
その過程で様々な事実や表面にはなかなか見えてこない真実が彼の前に浮上します
アメリカ人にとって銃とは何か?という基本的な問いに対して
かつて何度も西部劇でガンマンを演じたコバーンが答えてくれています
その他にも、親の離婚が子に及ぼす影響、信仰心とは?といった
真にアメリカ的な多くのテーマを伏線的に扱いつつも
とっちらかった印象の全くない素晴らしい脚本と演出に要注目!
かつて何度も西部劇でガンマンを演じたコバーンが答えてくれています
その他にも、親の離婚が子に及ぼす影響、信仰心とは?といった
真にアメリカ的な多くのテーマを伏線的に扱いつつも
とっちらかった印象の全くない素晴らしい脚本と演出に要注目!
みどころは、ラスト・シーンのコバーンの顔・目!
強い意志を感じます
強い意志を感じます
それにしても、このオチにはやられました…