ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

分離と結合

 
 
 
やばい医者くらいやばいもんはないんじゃないかっていうくらい
やばい医者ってやばいと思うんですけどどうでしょ??
 
 
 
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戦慄の絆』(Dead Ringers) 1988年・カナダ
 
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
脚本:デヴィッド・クローネンバーグ、ノーマン・スナイダー
原作:バリ・ウッド、ジャック・ギースランド
製作:マーク・ボイマン、デヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮:シルヴィオ・タベット、ジェームズ・G・ロビンソン
音楽:ハワード・ショア 撮影:ピーター・サシツキー 編集:ロナルド・サンダース
出演:ジェレミー・アイアンズ、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド
 
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クローネンバーグの初期の作品は
人体に著しい変形や損傷をあたえるものが多いのですが
この『戦慄の絆』は、その勢いで精神をぶっ壊します
 
見た目は瓜二つだけれど性格は対照的な一卵性双生児の産婦人科
二人は子供の頃から全てを共有することによってバランスを保ってきたけれど
ある日を境にバランスが崩れ、ぶっこわれていくさまが描かれています
いわば二人で一人であったのに、精神の分離と共に
身体的にも激しい損傷が進行する描写は秀逸と言えます
 
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双子の産婦人科を演じるジェレミー・アイアンズ一人二役(?)が素晴らしい!
彼の出世作となりましね
そして心身共に半分ぶっ壊れている中年の女優役のジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド
本人の意思にかかわらず二人をぶっ壊してしまう半分汚れ役がまたすごいです
ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドと言えば若い頃は愛らしいルックスで
アイドル的な魅力のある人だったのに、この変貌ぶりは当時かなりショックでしたよ^^;
 
見ただけで痛くなりそうな奇怪な手術器具が何とも恐ろしい…
 
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ムカデ人間 (The Human Centipede (First Sequence))2010年・オランダ
 
監督:トム・シックス 脚本:トム・シックス 製作:トム・シックス、イローナ・シックス
音楽:パトリック・サベージ、オレグ・スピーズ 撮影:グーフ・デ・コニング 編集:トム・シックス
出演:ディーター・ラーザー、アシュリー・C・ウィリアムズ、アシュリン・イェニー、
北村昭博、アンドリュー・レオポルド、ピーター・ブランケンシュタイン
 
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この映画、雑誌『映画秘宝』あたりが公開前から絶賛していたのでですが
公開されてみたら予想を上回る大ヒット(?)になったやつですね
文字通りのマッド・ドクター、ヨーゼフ・ハイター博士を演じる
ディーター・ラーザーがあまりにもそれっぽくてちょっと笑えるんですが
笑えるのはちょっとだけで、後はもう…どろっとした陰湿さがたまりません…
 
3人の男女の肛門と口を手術で結合して
ムカデ人間にしてしまう、というあまりにもわけのわからん設定で
観る前は、もっとSFチック、又はホラー・チックかと思ったら全然違う
実に生身の人間を扱ったリアリズムのある作品で、この不快さはちと他に例を見ない…
私ははっきり言って食欲がなくなりました…
 
 
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とにかくこちらは結合することによって人格をぶっ壊そうとするわけですが
人間の尊厳とは?っといったところまで掘り下げてしまう深さもあります

ヨーロッパ独特の陰湿さを堪能できると言えば言えるかも知れない…
 
 
ところで、『ムカデ人間』は三部作だそうで
2作目は既に日の目をみており(3作目はどうだか知りませんが)
もちろん私は観てません!観た方は感想聞かせて~
 
 
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