ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

エイリアン

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『エイリアン』 (Alien)1979年・アメリ
 
監督:リドリー・スコット 脚本:ダン・オバノン 原案:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
製作:ゴードン・キャロル、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル 製作総指揮:ロナルド・シャセット
音楽:ジェリー・ゴールドスミス 撮影:デレク・ヴァンリント 
編集:テリー・ローリングス、ピーター・ウェザリー
出演:トム・スケリットハリー・ディーン・スタントンジョン・ハートヤフェット・コットーイアン・ホルムシガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト
 

リドリー・スコットは、私の最も好きな映画監督の一人で、大変思い入れがあります
以前にもちょっと書きましたが、彼はひらめき型の天才肌のアーチストだと思います
ただそれ故に作品の出来にはムラがあり、しょうもない駄作もあるのは事実ですが
その反面歴史的傑作(オスカーなどには結びつかないけれど)も数多くありますね
 
そんな彼の最高傑作としてあげる人も多いのがこの『エイリアン』
この作品についてはあまりに語られ過ぎているので、思う点をいくつかつらつらと
 
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①キャスティング
登場人物は基本的に7人だけですが、よくぞこれだけ憂鬱な顔ばかりキャスティングしたもんだ!
っと感心してしまいます。コールドスリープから目覚めたときのジョン・ハートの表情に
クルー達の不幸な未来を象徴させているのですね~
ハリー・ディーン・スタントンなんて猛獣の餌用に飼育されている小動物みたい…
 
②クリーチャー
本作のクリーチャー等のオリジナル・デザインを手掛けたスイスの画家
H.R.ギーガーは、ロックのアルバムのジャケット・デザインなども多く手掛けていますし
エイリアン以外でも映画とのからみもいくつかあり、画集も多数出版されているので
作品に触れる機会は多いと思います
ギーガーの絵は確かに不気味でグロテスクなものが多いのですが、静的です
エイリアンのオリジナルデザインも彫刻のようで、生命を感じるものではありません
ところが映像化されたところで見事に生命を吹き込まれ、最強のモンスターとして
生き生きと生まれ変わったのです♪
 
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③演出
映画を最後まで観ても、実はエイリアンがどんな格好をしているのかはよく分かりません
唯一幼生エイリアン(チェストバスター)以外はいつも暗がりで見えそで見えない
そして突然がつんと襲ってくる怖さ!
実はこれってかのスピルバーグの傑作『ジョーズ』(1975年)と同じテクニックですね
特撮や残酷描写にたよらない、ホラーの王道的演出はレベルが高いです
 
④ノストロモ号
宇宙貨物船ノストロモ号のデザインのユニークさ!
でもこれでよく飛べるな~!?って思いません?…^^;
 
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⑤H
全編にただようHな雰囲気が本作の重要なスパイスでありテーマの一部なのでありま~す^^;
 

昔は空港のイミグレーションにおける外国人の表示は「ALIEN」でしたが、
この映画公開後しばらくしてから使われなくなりましたね、そういえば…
 
 
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