渡辺謙さん、セクシーさ自然に出せる 主演作4部門受賞
受賞は逃したとはいえ、堂々としたもんではありませんか!?
『ラスト・サムライ』に出演していた頃とは別人のようです
ニューヨーク=中井大助、真鍋弘樹 増田愛子、編集委員・石飛徳樹
2015年6月8日19時25分
米演劇界で最高の栄誉とされる第69回トニー賞が7日(日本時間8日)、ニューヨークで発表され、渡辺謙さん(55)主演の「王様と私」がミュージカルのリバイバル作品賞など4部門で受賞した。渡辺さんもミュージカルの主演男優賞にノミネートされたが、受賞は逃した。
ミュージカルでは、レズビアンの女性とその父親の関係を追った「ファン・ホーム」が作品賞など5部門を獲得。演劇では、人との交流が苦手な少年の冒険を描いた「夜中に犬に起こった奇妙な事件」が作品賞など5部門で受賞した。
「王様と私」は1860年ごろのバンコクを舞台にシャム国王と、その子供たちの教師として招かれた英国人女性の関係を描く。ミュージカルの主演女優賞は、渡辺さんと共演したケリー・オハラさんが獲得。スピーチでは渡辺さんに「あなたが王様です。私の王様」と感謝の言葉を述べた。作品は助演女優賞、衣装デザイン賞も受けた。
渡辺さんはこの日、妻の南果歩さんやオハラさんと一緒に会場に到着。地元テレビの取材に「自分の感覚を英語で表現するのがとても難しく、練習を重ねた」と語った。終了後には「(受賞に)少しでも貢献出来たのはこの作品に参加した大きな成果でした」とコメントした。(ニューヨーク=中井大助、真鍋弘樹)
■今までにない日本人像