ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

もんもん≒刺青≒Tattoo : 蛇にピアス

 
 
 
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今年の夏はよく海にいきました
昨年著しく評判を落とした湘南海岸にも何回か行きました
 
私の子供の頃は入れ墨(刺青)をしている人は、まず堅気ではない…
やくざ者でなくても、普通の人ではないという標でありました
彫物を入れるのは、いわば「自分は普通ではない!」という表明でもあったと思います
私と同世代の知人友人でも入れ墨をしている人はほとんどいません
 
学生の頃、ガールフレンドの一人がある日突然入れ墨をしてきたことがあります
おっぱいの間に薔薇のワンポイントで、襟ぐりの深い服を着れば見える場所でした
本人は極めてさばさばしていて、素人さんだから安くしてあげる~
って言ってくれて得しちゃった~みたいなノリで、感心したものです
 
 
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さて、時代も移り変わり、今はと言えばどうでしょう?
ニッキー・シックスやトミー・リーばりの見事なタトゥーも珍しくなく
入れ墨をした若い夫婦が小さい子供を連れて歩いている光景もごく普通に…
いわば化粧やアクセサリーと同じようにタトゥーを位置づけていますよね
ただこうなると、ホントにやばい人とそうでない人を見分けるのが難しい…
あとはもうデザインであたりをつけていくしかありません
同じ入れ墨でも、「もんもん」なのか、「刺青」なのか、「タトゥー」なのか
しっかりと見極める必要があるというわけでありますよ
 
 
 
 
 
 
 
 
2008年・日本
 
監督:蜷川幸雄 脚本:宮脇卓也、蜷川幸雄 原作:金原ひとみ
製作:宇野康秀、長谷川安弘、梅川治男
製作総指揮:星野有香、森重晃 音楽:茂野雅道 撮影:藤石修 編集:川島章正
出演:吉高由里子高良健吾ARATAあびる優ソニン
 

原作は未読ですが、物言いがつきつつも芥川賞を受賞
読んだ人の話では、かなり原作に忠実だとのこと
 
なんと言っても見物なのは高良健吾ARATAの異様な容貌!
高良健吾は染めた髪を逆立て顔中ピアスだらけで体に派手なタトゥーで
ハードコアパンクスのようないでたちに「スプリット・タン」
ARATAはスキンヘッドで後頭部にタトゥー、顔にはすさまじいピアス!
彫師の役なので、もちろん体中にタトゥーで、しかもドSという役どころ
 
高良健吾ARATAは劇中での年齢差は、実際の歳の差くらいと思われますが
「スプリット・タン」についてのARATAのセリフがものすごく印象的でした
「スプリット・タンは人の形を変えてしまうが、それは神だけに与えられた権利」
ってな意味のセリフで、だからARATAは「スプリット・タン」はやらないと…
タトゥーや顔中のピアスだって立派な人体改造だと思うんだけどね~…
もちろんそれだけではないけれど時代の流れとともに世代の移り変わりとともに
価値観も考え方も常識も大きく変化する、ということを象徴的に表現していました
 
ARATA演じるシバは警察や葬式に行くときはフードを頭にすっぽり被って
頭のタトゥーは見えないように、ピアスはなるべく見えにくくしていますが
恐らく高良健吾が演じるアマはどういうシーンにおいてもそういうことは
きっとしないんだろうな~と、そういうことを暗示していたように思います
 
 
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