ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

EL&PとH.R.ギーガーと手塚治虫の大いなる(無)関係

 
 
亡くなったギーガーを偲んで
2011/10/22(土) 午後 11:11の記事の再投稿です
 
 
 
 
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Brain Salad Surgery / Emerson, Lake & Pa
(恐怖の頭脳改革 / エマーソン・レイク・アンド・パーマー
(1973年)
 
Side 1
1. Jerusalem (聖地エルサレム)
2. Toccata (トッカータ)
3. Still...You Turn Me On (スティル...ユー・ターン・ミー・オン)
4. Benny The Bouncer (用心棒ベニー)
5. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1 (悪の教典#9-第一印象パート1)
Side 2
1. Karn Evil 9: 1st Impression-Part 2 (悪の教典#9-第一印象パート2)
2. Karn Evil 9: 2nd Impression (悪の教典#9-第二印象)
3. Karn Evil 9: 3rd Impression (悪の教典#9-第三印象)
 
 
 エマーソン・レイク&パーマーの傑作アルバム『恐怖の頭脳改革』の凝ったジャケットのアート・ワークを手掛けているスイスの画家H.R.ギーガーは、1987年に渋谷で個展が開かれた際に来日しています。その来日の際に、ギーガーはファンのためのちょっとしたティーチ・インを催したのですが、私それに行ってまいりました。
 ギーガーは空港から直行したそうで、見るからに時差ボケでかなりつらそうに見えましたが、到着早々にティーチ・イン開始!最初はみんなおずおずしていてなかなか質問が出ず、ギーガーが若干不機嫌そうに 「私は疲れているので質問がないのならホテルに帰って寝る」 ってなことを言いだしたため、ぽつぽつと発言する人が現れ始めました。
 何人目かにこういう質問が出ました。「EL&Pと仕事をするきっかけとなれそめを教えてください。」
 「お、いい質問だね」っと思ったのですが、ここで問題が生じました…。
 最初から少々気になってはいたのですが、その日の通訳が全くの無知!予備知識ほとんどゼロでその場に臨んだようなのです。上記の質問に関しても、まずEL&Pを全く知らないし、ギーガーがレコード・ジャケットのアート・ワークを手掛けていることも全く知らないと見えて(恐らく「エイリアン」のデザインをした人、程度の知識しかなかったものと思われます)、質問が全く本人に伝わらず、何度も聞き返す始末。
 結局、やっと「エマーソン・レイク&パーマー」という言葉だけが分かったようで、返ってきたのは「ああ、エマーソン・レイク&パーマーは知っています。彼らとは仕事をしたことがあります!」というトンチンカンな答え…。語学が出来るだけでは通訳は務まりませんよ…。
 
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 このとき私はガール・フレンドと一緒に行ったのですが、その娘が突然前を指さして、「あっ手塚治虫じゃない!?」…。「えっ!!」と見ると、2列前で隣の人と話している横顔は紛うこと無き、手塚治虫その人!! 手塚治虫は私にとってはホントに神様です。彼の作品は(多分)全て読みましたし、(多分)全作品そろえています。狭い会場でした。目の前では尊敬する画家がしゃべっているし…、すぐ前の席には神様が座っているし…。
 帰りのエレベーターの中で神様には握手してもらいました。思ったより背は低いのですが、グローブみたいにでっかくて肉厚の温かい手でした。舞い上がってわけのわからないことをしゃべっている私に終始笑顔で応対し、「ありがとう」と言ってくれました。とても元気そうで、その2年後に帰らぬ人になるとはとうてい思えませんでした…。
 
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 そういうわけで、EL&Pの『恐怖の頭脳改革』は私にとっては格別に思い入れ深いアルバムなのです♪ギーガーは他にもデボラ・ハリー、スティーヴ・スティーヴンスなどのアルバム・ジャケットも手掛けておりますね~(^^ ところで『エイリアン5』はどうなっているんでしょう??
 
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