どっかで5時
It's Five O'Clock Somewhere / Slash's Snakepit
(1995年)
1.Neither Can I(Slash, Eric Dover)
2.Dime Store Rock(Gilby Clarke, Dover, Slash)
3.Beggars & Hangers-On(Slash, Duff McKagan, Dover)
4.Good to Be Alive(Slash, Clarke, Dover)
5.What Do You Want to Be(Slash, Matt Sorum, Dover)
6.Monkey Chow(Clarke)
7.Soma City Ward(Slash, Sorum, Dover, Izzy Stradlin)
8.Jizz da Pit(Slash, Mike Inez)
9.Lower(Slash, Sorum, Dover)
10.Take It Away(Slash, Dover, Sorum)
11.Doin' Fine(Slash, Dover)
12.Be the Ball(Slash)
13.I Hate Everybody (But You)(Slash, Dover)
14.Back and Forth Again(Slash, Dover)
アクセルに愛想を尽かしたスラッシュがガンズを飛び出して(この時はまだ抜けてはいないんだっけか?)結成したバンド、スラッシュズ・スネイクピットのデビュー・アルバム。当時の事情はよく知りませんが、恐らくガンズ用に書きためていた曲を仕上げて収録したと思われます。もう一人のギタリストのギルビー・クラークとドラマーのマット・ソーラムもガンズから流れてきているので、音的にはガンズの延長(正確に言うと初期ガンズの延長)にあると言えましょう。ちなみにマット・ソーラムのどっすんばったんドラムはガンズよりこっちの方が個人的にはしっくりくるんですよね~♪
スラッシュのプレイ・スタイルは現在に至るまで基本的には変わっていないと思いますが、今はかなり洗練されて、品が良いとまでは言わないけど艶っぽくてセクシーですが、この頃はまだ下品でいかがわしくって、もっと言えば猥雑で、それがまたガンズの最大の魅力の一つであったわけで、そういう意味ではホントにスラッシュらしいギターが堪能できるいいアルバムだと思います。たまっていた欲求不満を一気に噴出させたようで、妙に勢いもあるし、水を得た魚のように生き生きとプレイしております。
ヴォーカリスのエリック・ドーヴァーはアクセルとスティーヴン・タイラーを中途半端に混ぜ合わせたような三流歌手なんですが、このチープさが音楽にピッタリ合ってまして、ちょっと笑っちゃうくらいいいんですね~^^;ほとんどの曲をスラッシュと競作してるようです(歌詞と歌メロを書いたのでしょう)。現在休眠中のヴェルヴェット・リヴォルヴァーも良かったんだけど、スコット・ウェイランドのヴォーカルはちょっとスマートすぎるような気がしてイマイチ馴染めないような気がするんで、どうせスコットも抜けちゃったんだし、エリックを入れて再開すりゃいいのになぁ…。なんて…
Slash's Snakepit
Slash : lead and rhythm guitars, backing vocals, production
Eric Dover : lead vocals
Gilby Clarke : rhythm guitar, backing vocals
Mike Inez : bass, backing vocals
Matt Sorum : drums
Slash : lead and rhythm guitars, backing vocals, production
Eric Dover : lead vocals
Gilby Clarke : rhythm guitar, backing vocals
Mike Inez : bass, backing vocals
Matt Sorum : drums