ピラニア - ちゃーりーはかめのぶろぐ

『ピラニア』　（Piranha）1978年・アメリカ

監督：ジョー・ダンテ　脚本：ジョン・セイルズ
製作：チャコ・ヴァン・リューウェン、ジョン・デイヴィソン
製作総指揮：ロジャー・コーマン、ジェフ・シェクトマン
音楽：ピノ・ドナッジオ　撮影：ジェイミー・アンダーソン
編集：ジョー・ダンテ、マーク・ゴールドブラット
製作会社：ニュー・ワールド・ピクチャーズ　配給：ユナイト映画
出演：ブラッドフォード・ディルマン、ヘザー・メンジース、ケヴィン・マッカーシー

先日、気ままにさんがロジャー・コーマンの作品の記事を書いていましたが
ロジャー・コーマンと言えば、B級映画の帝王としてその名を轟かせ
監督作は数十本、製作者等として手掛けた作品は実に400本を超えるとか超えないとか…
「コーマンなんて変な名前のやつ知らん！！」という方も多いと思いますが
実は知らずに彼の関わっている作品を観てるってこともまた多いと思います

この『ピラニア』もコーマンは製作総指揮として陣頭指揮（？）
そして、メガホンを取っているのは、まだ監督としては駆け出しの頃のジョー・ダンテ！！

一度でも観たことがある方は分かると思いますが、内容は露骨に『ジョーズ』のパクリで
実に実に気持ちいいくらいにB級然とした開き直りさえ見える作りなのでありますが
何故か不思議な奥行きがあって面白いんだなぁ！これが！
ばかばかしい、と思いながらも最後まで一生懸命観てしまいます（笑）

しかし、それこそがコーマン映画の魅力！

低予算でコストパフォーマンス最重視、という切り口で語られることが多い人ですが
やはり映画作りのツボというものを深く深く知り尽くしているのでしょう
何よりも観客の立場に立って考えることができる根っからの映画人なのです
その作品からは想像もつかない哲学者のような風貌にもそれは現れています＾＾