ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

地獄に堕ちた…

 
 
「damned」なんていう言葉は
日本から見た西洋文化の異質性を
象徴するような単語ですね
 
 
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地獄に堕ちた勇者ども
(La Caduta degli dei / The Damned) 1969年・イタリア・西ドイツ
 
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティニコラ・バダルッコ、エンリコ・メディオーリ
製作:アルフレッド・レヴィ、エヴェール・アギャッグ
製作総指揮:ピエトロ・ノタリアンニ
音楽:モーリス・ジャール
撮影:アルマンド・ナンヌッツィ、パスクァリーノ・デ・サンティス
編集:ルッジェーロ・マストロヤンニ
出演:ダーク・ボガードイングリッド・チューリン、ヘルムート・グリーム
ヘルムート・バーガーシャーロット・ランプリング
 
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ナチが行った、反主流派粛清事件である
「長いナイフの夜事件」と、それにからめて没落前夜の貴族を
ヘルムート・バーガーを象徴的存在にしながら退廃的に描いた作品
 
であるが、テーマを盛りだくさんに詰め込みすぎて
とっちらかった印象は否めないという気がする…
 
実はヴィスコンティヘルムート・バーガーを見せたかった
だけじゃぁないかという気もするのだが…と言ったら失礼か??

見どころはやっぱり女装(?)して踊るヘルムート・バーガー
 
それにしてもナチの制服っていうのはなんでこう
退廃的で隠微な雰囲気に満ち溢れているのであろうか…
 
 
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しかして、ダーク・ボガードシャーロット・ランプリング
何かにとりつかれたように、この後『愛の嵐』(1973年)で
更に深い深い淵へと堕ちていくのであったのだ…
 
 
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ちなみにヴィスコンティは『愛の嵐』が大好きらしい…
 
『サロン・キティ』(1976年)なんてのもあった…
 
 
 
 
 
 
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Damned Damned Damned / The Damned (1977年)
 
 
ダムドのファースト・アルバムである

ホント言うと、私はこのダムドというバンドには
何も感じるものがない、とうか、カラッポの印象がある
地獄に堕ちた勇者ども』のタイトルからとったという
バンド名もいかにも安直で、中身がない…
 
しかしながら、イギリス・パンク御三家の中では
最も長生き、長生きどころか現存している唯一のバンド
 
このあたりさわりのなさが長生きの秘訣なのかな??