『野火』
『野火』 (2015)日本
塚本晋也の最新作ですね
原作は最もよく知られている戦争文学のひとつで
市川崑のメガホンで以前にも映画化されています
塚本監督は構想に20年の歳月を費やしたそうで
詳しいことは↓でどうぞ…
映像表現は凄まじく
あの 『プライベートライアン』 の上陸シーンが
かわいく見えるくらい…と言ったらちょっと言い過ぎですが
まぁ空前の迫力であることは間違いないです
特に野戦病院の爆撃直後の機銃掃射のシーンなどは
ちょっと他に例を見ないものすごさでした
でも得意の揺れは今回は控えめで
かなり見やすい
前作の 『KOTOKO』 のような
くらくらするような感触はほとんどないです
作品としての評価は大きく分かれると思います
私個人の評価は
「映像表現にややウエイトを置きすぎで、若干物足りない面もあるけれど
監督の目論見は十分果たすことができた良作」
といったところ
塚本作品が苦手!
という方にこそ是非是非観ていただきたい作品