ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

マージン・コール

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マージン・コール』 (Margin Call2011年・アメリ
 
監督:J・C・チャンダー 脚本:J・C・チャンダー
製作:ロバート・オグデン・バーナム、マイケル・ベナローヤ、 ニール・ドッドソン、ジョー・ジェンクス、
コーリー・ムーサ、ザカリー・クイント
製作総指揮:ジョシュア・ブラム、マイケル・コルソ、カーク・ダミコ、カシアン・エルウィズ、
ローズ・ガングーザ、アンソニー・グダス、ランディ・マニス、ローラ・レスター
音楽:ネイサン・ラーソン 撮影:フランク・G・デマルコ 編集:ピート・ボドロー
出演:ケヴィン・スペイシーポール・ベタニージェレミー・アイアンズザカリー・クイント
ペン・バッジリーサイモン・ベイカーメアリー・マクドネルデミ・ムーアスタンリー・トゥッチ
 
 
 
 
 サブプライムローンの焦げ付きに端を発した、いわゆるリーマン・ショックを題材にとった金融サスペンス(?)(金曜サスペンスではない…) バブルの真っ盛りには、どんなに慎重な自重論があっても黙殺され、勢いにのってイケイケで進んでしまい、後の後悔先に立たずの、あのなんとも言えない不思議な状況が実によく描かれています。
 
 オープニングは、舞台となる投資会社(モデルは明らかにリーマンブラザーズ)で突如行われる大量リストラ、というショッキングなシーン。日本の企業では絶対にありえないような情け容赦ないぶった切りにはひたすら唖然としてしまいます。

 ケヴィン・スペイシーを初めとして、ポール・ベタニージェレミー・アイアンズサイモン・ベイカーデミ・ムーアといったキャスティングも素晴らしく、短いけれど見ごたえのある、密度の濃い作品!
 拝金主義と歪んだ価値観をベースに、一体中身があるだかないだか分からないのに、一種独特のおごそかな雰囲気さえも漂うこの業界の貪欲で残酷な闇を鋭く描写する演出と映像表現には脱帽であります。日本では劇場未公開。
 
 
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