終の信託
『終の信託』 (2012年)
これも原作未読なのでなんとも言えないのですが
この映画の主題あるいはねらいは一体どこにあったのか?
よく分からない消化不良感が最後に残りました
この映画の主題あるいはねらいは一体どこにあったのか?
よく分からない消化不良感が最後に残りました
終末医療というものの本質を鋭くえぐった!
とはとても言いえない底の浅さ、プロットと構成の甘さ
特に主人公の女医と同じ病院の同僚(?)医師との不倫の描き方
などは全く不要と思えるくらいの雑な表現で
草刈民代は脱ぎ損だったのでは?と思えるほど…
とはとても言いえない底の浅さ、プロットと構成の甘さ
特に主人公の女医と同じ病院の同僚(?)医師との不倫の描き方
などは全く不要と思えるくらいの雑な表現で
草刈民代は脱ぎ損だったのでは?と思えるほど…
終盤の、主人公の女医が追いつめられていく検事とのやりとりは
(原作者が弁護士ということもあるのでしょうが)
観ながら思わず手を握りしめてしまうほどに非常に緊迫感があり
ものすごく見ごたえがありますが、流れが全く違っており
(それが意図したものであったとしても)浮いています
(原作者が弁護士ということもあるのでしょうが)
観ながら思わず手を握りしめてしまうほどに非常に緊迫感があり
ものすごく見ごたえがありますが、流れが全く違っており
(それが意図したものであったとしても)浮いています
逆に役所広司は自分の役を十分に把握して切れて
いなかったように思われました… ちょっとおかしく感じます
ただそれは、本人たちにとっては深刻なことも
傍から見れば喜劇にすぎないという、一つのテーマの
具現化であるとしたならばそれは大したものです
でももしそうだとして、それが鑑賞者によく分からない
のであるならば、それは監督の力量の問題かも知れません
いなかったように思われました… ちょっとおかしく感じます
ただそれは、本人たちにとっては深刻なことも
傍から見れば喜劇にすぎないという、一つのテーマの
具現化であるとしたならばそれは大したものです
でももしそうだとして、それが鑑賞者によく分からない
のであるならば、それは監督の力量の問題かも知れません
色々と否定的なことばかり書いてしまいましたが
非常に珍しいタイプの作品であることは間違いないので
観て損はない、というか観るべき作品ではあります
矛盾してるようですが、私もあと2~3回は観たいと思っています
非常に珍しいタイプの作品であることは間違いないので
観て損はない、というか観るべき作品ではあります
矛盾してるようですが、私もあと2~3回は観たいと思っています
同じく周防監督の『それでもボクはやってない』(2007年)
と比較して鑑賞するのも面白いのではないでしょうか?
と比較して鑑賞するのも面白いのではないでしょうか?