キッスのポール・スタンレー、ロックの殿堂は一貫性がなく思惑だけで動いていると批判
私はポールの言ってることは一理あると思いますヨ
詳細はまぁ別にしてもね…
ところで、この人は自分自身のことに関しては
ほとんど語ってこなかった人なので
自伝はとても興味ありますね~
2014.03.13 (RO69 より)
4月にロックの殿堂入りを果たすことが決定しているものの、いつの時代のラインナップでパフォーマンスをやるのかで紛糾したため結局パフォーマンスは行わないことを明らかにしたキッスだが、オリジナル・メンバーで現メンバーでもあるポール・スタンレーは自伝『Face the Music: A Life Exposed』を4月8日に刊行することを明らかにしている。
実はオリジナル・メンバーのジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリスはそれぞれにすでに自伝を刊行していて、ようやくポールも自身の伝記を刊行したということになるが、元々ポールは自伝ほど荒唐無稽な虚構はないという持論を掲げていて、出版するつもりはまったくなかったという。ただ、自分の成功の裏にはどういう経緯があり、また、自分の生い立ちそのものもどういうものだったのか、自分の子供たちに書き残しておいた方がいいのかもしれないと思い立って今回の自伝の執筆を進めることにしたと『ビルボード』誌に語っている。
また、今回の自伝でポールは自身が育った家庭が機能不全に陥っていたことを初めて綴っていて、自身の右耳が小耳症で聴力がないことともあいまって辛い幼少期を送ってきたことを明らかにしているという。ポールの小耳症についてはこれまで明らかになっていたが、幼少の頃に受けた心の傷についてはこれまで語られたことはなく、ポールは「あまりにも辛かったんだよ。なにかを明るみにしたり、自分から向き合ったりすることは、あくまでも心の準備ができてからでないとできないことなんだよ」と語れるようになるまではそれ相当の時間がかかったことを説明している。
こうした子供時代についてポールは「子供として俺が経験してきたことはあまりにも自分を衰弱させるような、破壊的なものだったから、耳との折り合いのつけ方もただ隠してしまえばいいというだけのもので、何もかもなかったことにすることだったんだ。それが答えではなかったんだけどね」と語っていて、「俺が考えてきたことはいつだって自分にとってのサヴァイヴァルで、どうすればよりよい環境が作れるのかということなんだよ」と説明している。
なお、他のメンバーの自伝についてはジーンのものは不正確な記述もところどころあると指摘していて、さらにエースとピーターのものについては「弁護士っていうのはアル中や薬中患者を法廷の証人として召喚することはしないんだよね。だからって連中が今もそうだと言いたいわけじゃなくて、いったんそう判断されたらそれは一生ついて回るってことだよ」と二人の回想記には信憑性がないと皮肉っている。
その一方で、ロックの殿堂でのパフォーマンスが紛糾したことについては、そもそも殿堂側が殿堂入りを授けるアーティストに対して、オリジナル・メンバーに固執したり、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの時のようにそうでなかったりと一貫性がなく、今回の自分たちの場合にはオリジナル・メンバーに限定されたのが騒動の発端だとポールは殿堂側を批判している。
「俺たちは殿堂入りの資格を得てから14年が経ってるわけで、今回殿堂入りを果たすということは、これを決めている人たちの中には明らかに俺たちを嫌っている連中がいるんだけど、(キッスを除外することが)あまりにも馬鹿げていて笑い話にしかならなくなってきたもんだから、向こうも折れたってことなんだよ。だけど、殿堂入りを許すのはオリジナルの4人だけで、そのオリジナルの4人以外の(現行や旧)メンバーに殿堂入りを許すかどうかはまったく検討の余地さえ与えられなかったんだ。しかし、そうしたメンバーの中には100万枚以上売ったアルバムに関わった者もいれば、数百万単位の観客を相手にライヴを経験し、このバンドの継続のためにとっても重要な働きをしてくれた人もいるんだ。グレイトフル・デッドだったらバス1台分ものメンバーが殿堂入りを許されて、チリ・ペッパーズだったら殿堂入りする直近のアルバムにしか参加していないから、誰も名前さえ知らないやつがいきなり殿堂入りを果たしているし、その一方でラッシュのオリジナル・ドラマーで傑作にも参加したジョン・ラトジーは殿堂入りから外されてるわけで、挙げていけばきりがないんだけど、要するに思惑次第でまるで言ってることに一貫性はないんだよ。俺はなにもこうやって殿堂入りを果たした連中を名指しで非難したいわけじゃないんだけど、ロックの殿堂に対しては名指しでおかしいと言わせてもらいたいよ。連中の言ってることで唯一、一貫性があるのは一貫性がないというところだけで、明らかに殿堂入りするために規程もなにもないわけで、誰がどうやって殿堂入りするかどうかは純粋に個人的な好き嫌いだけで決められてるんだよ。俺は自分たちが公平に扱われていないと感じれば、それは問題にしていくよ」
実はオリジナル・メンバーのジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリスはそれぞれにすでに自伝を刊行していて、ようやくポールも自身の伝記を刊行したということになるが、元々ポールは自伝ほど荒唐無稽な虚構はないという持論を掲げていて、出版するつもりはまったくなかったという。ただ、自分の成功の裏にはどういう経緯があり、また、自分の生い立ちそのものもどういうものだったのか、自分の子供たちに書き残しておいた方がいいのかもしれないと思い立って今回の自伝の執筆を進めることにしたと『ビルボード』誌に語っている。
また、今回の自伝でポールは自身が育った家庭が機能不全に陥っていたことを初めて綴っていて、自身の右耳が小耳症で聴力がないことともあいまって辛い幼少期を送ってきたことを明らかにしているという。ポールの小耳症についてはこれまで明らかになっていたが、幼少の頃に受けた心の傷についてはこれまで語られたことはなく、ポールは「あまりにも辛かったんだよ。なにかを明るみにしたり、自分から向き合ったりすることは、あくまでも心の準備ができてからでないとできないことなんだよ」と語れるようになるまではそれ相当の時間がかかったことを説明している。
こうした子供時代についてポールは「子供として俺が経験してきたことはあまりにも自分を衰弱させるような、破壊的なものだったから、耳との折り合いのつけ方もただ隠してしまえばいいというだけのもので、何もかもなかったことにすることだったんだ。それが答えではなかったんだけどね」と語っていて、「俺が考えてきたことはいつだって自分にとってのサヴァイヴァルで、どうすればよりよい環境が作れるのかということなんだよ」と説明している。
なお、他のメンバーの自伝についてはジーンのものは不正確な記述もところどころあると指摘していて、さらにエースとピーターのものについては「弁護士っていうのはアル中や薬中患者を法廷の証人として召喚することはしないんだよね。だからって連中が今もそうだと言いたいわけじゃなくて、いったんそう判断されたらそれは一生ついて回るってことだよ」と二人の回想記には信憑性がないと皮肉っている。
その一方で、ロックの殿堂でのパフォーマンスが紛糾したことについては、そもそも殿堂側が殿堂入りを授けるアーティストに対して、オリジナル・メンバーに固執したり、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの時のようにそうでなかったりと一貫性がなく、今回の自分たちの場合にはオリジナル・メンバーに限定されたのが騒動の発端だとポールは殿堂側を批判している。
「俺たちは殿堂入りの資格を得てから14年が経ってるわけで、今回殿堂入りを果たすということは、これを決めている人たちの中には明らかに俺たちを嫌っている連中がいるんだけど、(キッスを除外することが)あまりにも馬鹿げていて笑い話にしかならなくなってきたもんだから、向こうも折れたってことなんだよ。だけど、殿堂入りを許すのはオリジナルの4人だけで、そのオリジナルの4人以外の(現行や旧)メンバーに殿堂入りを許すかどうかはまったく検討の余地さえ与えられなかったんだ。しかし、そうしたメンバーの中には100万枚以上売ったアルバムに関わった者もいれば、数百万単位の観客を相手にライヴを経験し、このバンドの継続のためにとっても重要な働きをしてくれた人もいるんだ。グレイトフル・デッドだったらバス1台分ものメンバーが殿堂入りを許されて、チリ・ペッパーズだったら殿堂入りする直近のアルバムにしか参加していないから、誰も名前さえ知らないやつがいきなり殿堂入りを果たしているし、その一方でラッシュのオリジナル・ドラマーで傑作にも参加したジョン・ラトジーは殿堂入りから外されてるわけで、挙げていけばきりがないんだけど、要するに思惑次第でまるで言ってることに一貫性はないんだよ。俺はなにもこうやって殿堂入りを果たした連中を名指しで非難したいわけじゃないんだけど、ロックの殿堂に対しては名指しでおかしいと言わせてもらいたいよ。連中の言ってることで唯一、一貫性があるのは一貫性がないというところだけで、明らかに殿堂入りするために規程もなにもないわけで、誰がどうやって殿堂入りするかどうかは純粋に個人的な好き嫌いだけで決められてるんだよ。俺は自分たちが公平に扱われていないと感じれば、それは問題にしていくよ」