ちゃーりーはかめのぶろぐ

人生はエビフライ♪

U.K. @ クラブチッタ:2013年11月8日(金)

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Eddie Jobson(Keyboards , Violin)
John Wetton(Bass , Vocal)
Alex Machacek(Guitar)
Marco Minnemann(Drums)
 
 
 というわけで、行ってきました!U.K. の一夜限りライブ♪ 2枚のオリジナル・スタジオ・アルバムを完全に再現する、という企画で、こういのは初めてだとエディ・ジョブソンがMCで言っておりました。「Mental Medication」に至ってはライブ演奏自体が初めてだったそうです。
 気になっていたのはやっぱりドラム。ビル・ブラッフォードテリー・ボジオという当代きってのスーパー・ドラマー二人の役をやるっていうのはやっぱり相当重い責任を負うわけで、その二役を演じたマルコ・ミンヌマンはさぞ大変だったでしょう。ただ、ビル・ブラッフォードテリー・ボジオもいなかったからこその企画とも言えるでしょうね。かのお二人のどっちもアルバム通りにプレイしてくれって言ったって絶対やってくんないだろうし…。
 
 で、結論から言えば、マルコ・ミンヌマンは二人には遠く及ばずながらも、よく健闘した!と、讃えてあげていいでしょう。この人のプレイは初体験だったんですが、意外にも、思いっきりタテノリのハード・ロック・ドラマーで、トミー・リーやジョーイ・ジョーディソンの系統に入るタイプでした。従って、どちらかと言えばテリー・ボジオに近い。なので、『憂国の四士』のレコードで言えばB面、特に『アラスカ』以降のジャズっぽいアプローチの曲はかなりきつそうで、まぁ、バンド自体この辺の曲はライブで披露する機会も少なかったていうのもあると思いますが、かなりぎこちなかったです。後はね~、スタミナがちと足りなくって、後半はかなりきつそうでしたね…。まぁ恐らく力んで始めから力いっぱい飛ばし過ぎちゃったんだとは思います。でも『憂国の四士』メニューのラストでドラム・ソロを披露して、これがまたトミー・リーのソロの組み立てと似ていて結構楽しくって、盛り上がってました。
 
 ショー全体で言えば、1曲目の『In the Dead of Night』がものすごくかっこよくって、ちょっとちびりそうでした。『デンジャー・マネー』メニューでは、やっぱり『Caesar's Palace Blues』がかっこよかったですね~♪でもこの曲で出だし一回失敗してやり直してました(笑)こんなにやり慣れてる曲なのに、気合入りすぎちゃったのかな?アンコールはどうするのかと思ったら、1曲目はちょっと楽屋で思いつきましたみたいなジャム・セッションみたいな曲で、4人がソロを回して、続いては予想通りのっていうか他にやりようがなくて『Night After Night』。最後はエディのピアノとジョンのヴォーカルのみで『As Long as You Want Me Here』で〆
 
 まぁ大体U.K.のファンなんてものは、たった2枚のスタジオ・アルバムとライブ・アルバムを死ぬほど聴いてるわけで、私なども、レコードは擦り切れ、カセットテープはべろべろになり、CDはクラックがはいるほど聴きまくっているわけで、ちょっとのミスもわずかな違いも鋭く聴き分けられるのですが、そもそもそれほど精度にこだわってないし、ミスも多いしで、完全再現というには程遠い出来だったのですが、そういうことはあんまり気にならない大らかで楽しくて良いライブだったと思います♪
 
PS.
 当たり前と言えば当たり前だけど、ギターのアレック・マカセックは出番が少なくてちょっとかわいそうでした。ギターはとっても上手です。
 
 
 
セトリ
In the Dead of Night
By the Light of Day
Presto Vivace and Reprise
Thirty Years
Alaska
Time to Kill
Nevermore
Mental Medication
Drum Solo
MC
Danger Money 
Rendevouz 6:02 
The Only Thing She Needs 
Caesar's Palace Blues 
Nothing To Lose 
Carrying No Cross
~Encore~
?
Night After Night
As Long as You Want Me Here